「親から離れたいのに今すぐは無理だし…」
「お金を貯めたり、情報を集めたりしてるけど、とにかくストレス…」
こういうジレンマに挟まれてストレスでしんどい思いをしていませんか?
めちゃくちゃわかります。
『いつか絶対離れてやる!』と決意して行動していても日々の毒親の言動にやられてしまうんですよね。
ただでさえ20代の人間が親の手を借りずに大きな新しいことをするのは難しんですよ。
(家庭仲がいい人ほど若いうちに成功しやすいですしね…)
さらに毒親の妨害をうけながら1人でお金を貯めたり情報を集めたりするのはとても大変なんです。
なぜこんなことがいえるかって?私もそうだったからです。
今でこそこんなブログをかけていますが、実家にいるときには毎日毎日毎日毎日…ストレスで○にそうになっていました。
親には一切相談できないし、めっちゃ田舎住みでしたし、できるだけミスをしないように独立の準備を進めるのはめちゃくちゃ大変でした。
正直何回も諦めようかと思いました。でもそのたびにちょっとずつちょっとずつを繰り返してようやく実家からの脱出を決めることができました。
あなたにもぜひ親から離れて自分らしく生きてほしいと私は思っています。
まずこの記事では今のあなたのそのストレスの正体を解説します。
ストレスの正体がわかっているだけでもかなり心が軽くなりますよ。
放置するとさらにストレスを悪化させてしまい、何もする元気すらもわかなくなってしまいます。
自分らしくいきたいというのは誰でも思うことですし、求めていいことです。
せっかく今ここにいるのですからあなたができる限りのことをやって、楽しくいきていってくださいね。
そのストレスは”認知的不協和”といいます。
認知的不協和とはいったいなんでしょうか。
認知的不協和とは?
認知的不協和というのはアメリカの心理学者レオン・フェスティンガーが提唱した社会心理学用語で、
人が矛盾する状態を抱えたときに感じる不快感のこと
です。さらに、
人は”その不快感”を解消するために、自分の考えや行動を変えて対応する
のです。
・どうしても欲しい限定版のCDアルバムが売り切れてた
▶もうこれ以上限定版のCDアルバムはでない(認知的不協和の発生)
▶しょうがない、通常版のアルバムを買おう(認知的不協和の解消)
・親から「どうしてそんなに頭が悪いのかしら」といわれて辛い
▶もう心が限界、でも今すぐに親から離れられない…(認知的不協和の発生)
▶私がポンコツでバカだから頭が悪いんだ、親が正しいんだ(認知的不協和の解消)
特に例2は私たちのような家庭の中ではよくあることではありませんか?
あなたは無意識に自分の考えを変えて辛い現実と自分をあわせているのです。
個人的に毒親に育てられた人が自己肯定感が低い人が多いのは認知的不協和のせいではないかと思います。
親のいっていることをわざわざ反論してくれる大人がいれば別かもしれませんが、そんな人はほぼいません。
今のあなたはまさに例2のような状態ではないかと思います。
なんとか自分の状況を変えようとがんばっている最中で、親からのストレスを受けても今すぐに認知的不協和が解決できなければものすごいストレスになると思います。
それが今のあなたの不快感の正体なのです。
たいていの人が”自分の考え”を変えて終わってしまう
残念なことに認知的不協和がもたらすストレスの威力は凄まじく、たいていの人は
自分の考えを変えて
対処しています。
それで一応は認知的不協和が解消されるので多くの人がこの方法に走りがちです。
ですがそれができるのも最初だけです。
それが毎日、毎年、毎時間続くと想像するとどうでしょうか?
今のあなたのように体調が悪くなったりメンタルに悪影響を与えることになります。
ひどいときはうつ病にまで悪化してしまうこともあります。
なぜなら認知的不協和が発生する根本的原因を解決できていないからです。
自分の考えを変えるだけではどうしようもないこともあるのです。
あなたにその限界がきていることだけはよく覚えておいてください。
認知的不協和を解消するにはいったいどうしたらいいのか
認知的不協和を常に抱えていることはかなりのストレスになります。
ではどうやったら認知的不協和を解消することができるのでしょうか。
方法としては3つの方法があるそうです。
- 自分の行動を変える
- 自分の考えを変える
- 新しい認知要素を加える
②の自分の考えを変える、の方法をとる方が多いことは先ほど上のほうでもいいました。
でもそれでも限界がきたら『①自分の行動を変える』、『③新しい認知要素』を加えるの方法を取るしかありません。
私としては両方の方法をすることをオススメしますが、わかりづらいと思いますので解説したいと思います。
①自分の行動を変える、とは?
自分の行動を変えるのは認知的不協和の解消に結構有効だと思っています。
例えば
・親が嫌だから離れるための計画を練る
・お金を貯める
・1人暮らしを始めている友達にアドバイスをもらう
こういったことが①自分の行動を変える、という一例になります。
ですが『元気なときしか』できないのがネックだと個人的に感じています。
基本的にあなたが今抱えている悩みは”今すぐ””かんたんに”解決することではありません。
長期戦になります。
その間にあなたにとって辛いことがたくさん起きて心が折れてしまうことも当然あるでしょう。
そんなときは次の『③新しい認知要素を加える』をやってみましょう。
③新しい認知要素を加える、とは?
わかりづらいですよね。私も最初そう思いましたよ。
具体的な例をあげるなら、
・なぜ親から離れたいのか考える
・親から離れられたらどんな幸せが待っているか書き出してみる
・どうしてもやりたいことなのか問いかける
ということです。
今したいけどできないことが自分にとってどんな幸せをもたらしてくれるかもう1度考えましょう。
これだったらベッドから起き上がるのも面倒なときに頭のなかでもできますよね。
できれば紙に書き出してください。これは私も実家にいた当時やっていた方法です。紙に書き出すだけでかなり思考が整理されるのでオススメですよ。
あなたが少しでも親と離れる努力続けているのなら、そのまま続けてください。
もしこの記事を読んでいるあなたが何かしらの努力をしているのなら、あとはそれを継続するだけです。
でも人間は物事を続けることが苦手です。
人生を成功に導くうえで重要だと知られている力で大事な力は2つあります。
・自制力
・やりぬく力
です。
どんなに勉強ができてもこの2つの能力がなければ成功する可能性は低くなります。
なんとなーくそうだろうな、と思いませんか?
だって誰もがこの2つの力をもっていたら世界はもっとよくなっていると思いますし、あなただってもっと成功しているはずです。
『親から独立すること』はあなたを成長させますし、深みのある人生になるでしょう。
私だって親から独立したからこのブログを書いているのですしね。
私もなんっっっっかいも諦めようと思いましたし、泣きましたし、しんどい思いをしましたけど、もうすぐ20代も終わりますが全く後悔していません。
むしろ早めにやりたいことやってよかった!っていう感じです。
あなたも貯金をしたり、親の口撃をかわしたり、日々ストレスを我慢したり、努力していることは確実にあるはずです。
心が折れても諦めないでくださいね。時々は息抜き&ストレス解消してください。
さいごに
この記事では『毒親が嫌いなのに離れられない!』という葛藤に悩まされている人に向けて
・そのモヤモヤとした感情の名前は”認知的不協和”といいます
・認知的不協和を解消するには?
について解説しています。
もしあなたがなんとか毒親から脱出しようとしていて貯金をしていたり、計画をたてている真っ最中で
「もうダメかも」
「私なんて到底そんなことできないのかな」
と思うようになっていたら要注意です。
それが多くの人が陥ってしまっている『認知的不協和』という心理状態なんです。
この記事では”認知的不協和”について解説&対策を書いているので、しっかり読んでいってくださいね!
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