対毒親学

【毒親】ちょっと待って!もしかしてうちの親は他の親よりマシだと思ってない?

「世の中にはひどい親もいるんだなあ。それに比べてうちの親はまだマシか…」

最近のインターネットやニュースで見かけるひどい親の行動を見ると、嫌いだと思っていたうちの親もまだマシかも…とちょっと安心していませんか?

他の人の不幸をみてこの瞬間は安心してもあなたの現状は全く変わりません。

・結局親に反抗している私が悪いんじゃない?

・親に色々されたけど、親を大事にしたいと思う自分がいる。

・暴力や性的なことはされていないし…

そう自分を責めたり、あなたは心のどこかで嫌いだ苦手だと思っている親を思わずかばう思考になっていませんか?

私もそうだったのでとてもよくわかります。

ずっと私は疑問に思っていて調べまくってわかったことなんですが、これらの思考は人間として当たり前の思考回路だったのです。

ただしはっきり言えるのは、暴力や性的ないやがらせがなかったにしろ毎日そんな親と一緒にいたらあなたが気を病んでしまいます。

これが友達だったり職場の人間であれば、距離をおく・会社を辞めるなど逃げ道は思いつきますが、家族ましてや親になるとなかなか難しいものです。

そこでこの記事では、

・親に毒親の要素があるのか確認する方法

・なぜ頭では嫌いだと思っている親をかばってしまうのか

・解決方法

の3つについて取り上げています。

自分が本当に親のことをどう思っているのか、もう親に悩まされることが少なくなるようにしていきましょう。

親に毒親の要素があるのか確認する方法

まずあなたが親を嫌いだな・苦手だなとか思うのには色んな原因があるのだと私は思っています。

一発で「これが毒親だ!!」とわかる方法が最近明らかになりましたので、それをご紹介します。

これが毒親だ

ロンドン大学の研究において以下のようなことがわかっています。

ネガティブな感情をもって子どもを支配しようとする傾向が強く、回数も多い。

成績が悪いときに、誰が学費を払っていると思ってるの?!と責めたり、みんなの前であえて叱って恥をかかせたりさせ、子どもに罪悪感を抱かせる頻度が高いと特に毒の傾向が強いそうです。

あなたの両親はいかがでしょうか?

あなたに恥をかかせたり、罪悪感をあなたに抱かせたりする発言などはありませんでしたか?

毒親の可能性が高いかもしれない。

そう思ったあなたは、やっぱりと確信を持てたのではないのでしょうか。

なんとなく毒親の傾向が高いのではないかと薄々と今まで思っていたのではないでしょうか。

でも自分の親が毒親なんてなんとなく認めたくない。

だってあなたは自分にも非があるところがあるだろうと心のどこかで思っているはずです。

これから説明致しますが、それは正常な心の反応なのでご安心ください。

その理由を知れば親は毒親かもしれないけど自分のせいでそう感じているのかもしれないと自分を責めていることから少しでも解放されると思いますので、次をご覧ください。

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なぜ頭では嫌いだと思っている親をかばってしまうのか

どうして頭では毒が強い親だ、一緒にいるとしんどいのにかばってしまう自分がいるのでしょうか。

それは大きな理由がありました。

人間の脳は矛盾に耐えられない

例えばブラック企業の話はわかりやすいと思います。

安い給料に、長い就業時間、つかない残業代、そのうえに過酷な勤務内容。

でも働いてる人は「やりがいがあって楽しいですよ!」と笑顔で答える。

明らかにつらい環境にいるのに、どうして「やりがいがあって楽しい」と笑顔でこたえられるのでしょうか。

実はこれには認知的不協和という脳の都合合わせが大きく働いているのです。

先ほどのブラック企業の例を出すと働いている人の脳内では大きな矛盾と葛藤が発生しています。

脳はこの矛盾に耐え切れず、次のようにしてしまいます。

働いている人の脳内では、実際は『辛い』『本当は不満を感じている』のに、記憶や感情の書き換えを行い、『楽しい!』と思えるように脳が変えています。

脳は矛盾したお話しは考えるのが苦手であり、何か脳内で矛盾や葛藤を感じたら変更できる情報を無意識に変更してしまうのです。

この認知的不協和は、アメリカの心理学者フェスティンガーが提唱しました。

次にこれをあなたと親に置き換えてみます。

毒を感じている親と一緒にいるとしんどいのにかばってしまう本当の理由

この認知的不協和をもって説明します。

本当は↑なんですが、脳によって感情や記憶の書き換えがあり、以下の画像のようになってしまうのです。

つまりあなたの脳内では矛盾が起きていてそれを解消するために、脳があなたの記憶や感情の変更を行ったということです。

なぜなら他人の情報は脳は変えられません。

あなたの脳はあなたの感情や記憶だったら簡単に書き換えてしまいます。

話の矛盾を解消するために、あなたの思考を無意識に変えたのです。

だから

「あんなことをされたのに、親を大事にしたい自分がいる…」

と悩まなくていいのです。

それはあなたが人よりちょっと敏感で、この認知的不協和が起こっていることに気づいたということなのですから。

「親だってある程度は私のことを思っていってるんだろうなあ」

「結局親に反抗している私が悪いんじゃない?」

これはまさに認知的不協和です。

親からされたことはもうどうあっても変更できませんから、あなたの脳があなたが受け取る感情や記憶を矛盾がないように変更したというだけの話です。

他人の情報は変更できませんが、自分の情報は変更できますから。

さてこの認知的不協和だけでなく、あなたを無意識に行動させている法則がまだありますので、さっそく見ていきましょう。

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親のことをかばってしまうその他の理由

あなたが無意識に親のことをかばってしまうその他の理由について説明しています。

今も一緒に住んでいるから、ことを荒立てたくない

人は何かを他人からしてもらうと、自分も返さなくてはという心理に駆られます。

これは『返報性のルール』というもののためです。

この返報性のルールは全世界共通のものであり、好意にはそれ以上の好意で返さなくてはならないというのが暗黙の了解になっています。

なぜかというと人の脳は恩を着させられると不快に感じるようになっています。

人の脳は無意識にその不快を解消するために小さな好意でもより大きな好意で返そうとします。

あなたは今は親の家に住んでいることが事実です。

その親に不満があったとしても返報性のルールによって「親にとって都合のいい子どもでいることを演じる」ことで「恩を返している」と思っているのです。

もっともあなたはその返報性のルールに対して無意識に疑問に思っているために、ネットで検索してこの記事までたどりついたわけですが…。

なのであなたはすごいのです。

あなたは他の人と違って情報をうのみにせず自分の力で調べる力をもっています。

さて次もあなたにはささるのではないでしょうか。

今まで育ててもらった恩を感じているから

これは『返報性のルール』と『社会的証明』という2つの法則から感じていることです。

先ほども説明しましたが、返報性のルールにより人というのは恩を着させられると不快に感じるように条件づけられています。

社会的証明というのは

人は他人が何を正しいと考えているかを意識して物事が正しいかどうかを決めている。

と、いうものです。

私たちは幼いころから、親を敬え、親を大事にしろ…など親を絶対大切にするというすりこみに近い環境で育ってきたのです。

だから親=大事にする存在だとほとんどの人間は思っているでしょう。

そして人は自分の判断が難しいときは、大勢の人間が何を正しいと考えているかを無意識にとらえてそれが正しいのだと思ってしまうのです。

ここまでいえば、気づかれたかと思います。

私たちは『親を大事にしろ』というほとんどの人の意見を「正しい」と無意識に思っているのです。

これが社会的証明です。

恐返報性のルールと社会的証明があわさったときは恐ろしいほどの効力を発揮します。

無意識に「自分がそうしている」と思わせることができます。

今まで育ててもらった恩があるから、親のことは悪く思えないとあなたが思っていたとしたら、それはとんでもない思い込みなのです。

多くの人がしているからといってあなたにあてはまるとは限りません。

ちなみにこの社会的証明を応用したものはいくつかあるので例を挙げます。

例①お店のサクラ

新装開店したお店にいってみたらすごい行列ができていた。

絶対おいしいはずだから今度いってみよう…

例②テレビショッピング

「大人気商品のため、18:00までのお申込みとさせていただきます」と告げると『他の人も欲しがっているのかあ』と思わせることができる

あなたはこの社会的証明が使われたこの商法にはひっかからないことが多いと思います。

この商品を買わないとしても誰から責められることはないですよね?

つまりあなたが親と離れて1人暮らしをして距離をおいても何も悪いことはないのです。

適当な理由さえつければ大丈夫なのです。

返報性のルール』と『社会的証明』についてさらに知りたいという方は「影響力の武器」という本をぜひ見てみてくださいね。

これは人がどういうときに動くのか行動するのかをまとめた本なのですが、かなり私も影響を受けました。

ぜひ参考にしてみてください。

解決方法

様々な無意識にあなたを動かさせてきた法則を説明してきましたが、防ぐ方法はないのでしょうか?

親子関係は特に矛盾が起きやすいことを覚えておく

友達や会社の人だったら縁を切ったり会社を辞めることで疎遠になっていきますが、親子関係の場合、簡単に縁を切れないことが闇を深くしています。

なので特に親子関係は矛盾が起きやすいことを深く肝に銘じておいてください。

この記事を読まれれば、あなたが脳によって記憶や感情の変更が行われていたことに気づけると思います。

つまりあなたは辛いと感じているのです。

その辛い環境から抜け出しませんか?

次に具体的な私からのアドバイスを書きましたのでご覧ください。

親とは距離を取ること

物理的に親とは距離を取ることをオススメします。

つまり1人暮らしが一番効くと私は考えています。

実際に私も1人暮らしをして実家をでましたが、本当によかったなと今になって思います。

あのまま実家にいたら親と同じような挑戦なんて一切しない人間になっていたのは間違いないです。

今、あのとき私が勇気を振り絞ったからこうやってあなたに記事を堂々とかけていると私は信じています。

離れてかなりの時間が経ち、本をたくさん読む中で

『なぜ頭では嫌いだと思っている親をかばってしまうのか』

と学生時代の自分が心の奥底で疑問に思っていたことがわかりました。

このときは生きてて本当によかったと感じました。

そんなことネットで調べても当時でてこなくて、困ったことをよく覚えています。

あの時の自分に向けて届けるならこんな情報を届けたいと意欲に燃えてこのブログは更新しています。

それも親と離れて色んな世界を見たからです。

あなたもあなたらしい人生が元気に笑顔で過ごせるように力いっぱい歩いていってほしいのです。

まとめ

この記事では以下の3つについて書いています。

・親に毒親の要素があるのか確認する方法

・なぜ頭では嫌いだと思っている親をかばってしまうのか

・解決方法

毒親の条件はたった一つ「ネガティブな感情をもって子どもを支配しようとする傾向が強く、回数も多い」ことです。

でも毒親かもしれないけど、親だって自分のことを考えて注意してくれているのに申し訳ない、と考えてしまうのには「認知的不協和」がはたらいています。

だから親のことなんて嫌いだ、と思っていてもかばう自分がどこかにいるのは全く不思議でもなんでもないのです。

人間の脳の構造的に矛盾がないように思考が作られているのです。

だから

『親のことを苦手にしている自分って本当にだめなやつだ』

と落ち込む必要はありません。

それも認知的不協和のせいです。

この記事を読んであなたが色んなものに惑わされていたことに気づいたと思います。

親とは離れた環境で新しく生きてみませんか?

 

ABOUT ME
タチカワ
タチカワ
私は毒親から独立して4年がたちます。親から独立するまでにこまったことをネットで探すもなかなか見つからなかった経験から、このブログ-毒親バイバイ!-をたちあげました。毒親バイバイ!では少しでも毒親もちの人が親からはなれるため情報を発信しています。