護心術

親の顔色を気にしすぎてしまうのはHSPという特性のせいだった!?

「いいたいけどこういうことをいうと親が怒るな~」

「さっき親がすごい恐い顔をしていたけど私何かしたかな…」

このように何か行動するとき、つい親の顔色を気にしてしまったり親の顔色が悪いと自分が何かしたんじゃないかと不安になったりしませんか?

また

・就職や進路の決定の際に、「親はなんて思うかな…」と親の反応をシミュレーションしてしまう。

・親のちょっとした表情や口調で怒っているかわかる

・親の機嫌を損ねると面倒なので先回りして色々やっておくことが多い。特に幼い頃は「いい子」になるようにしていた。

・親の行動を深読みしてしまう

・親のグチを聴いていると自分自身もイライラしてしまうのであまり聞きたくないが、聞かないといけない雰囲気があり逆らえず、最後まで聞いてしまう。

・親の顔色に振りまわれている自分が嫌。

このようなことに身に覚えがあるのではないでしょうか。

正直成人を迎えているのに必要以上に親の顔色を気にしているのっていつまでも子どもみたいで、恥ずかしいやら情けないやら本当にストレスですよね。同い年の友人をみるともっとのびのびして自分のやりたいことに夢中になっているというのに…

でもその恥ずかしい気持ちよりも圧倒的に

・親に怒られたくない

・機嫌を損ねたくない

という気持ちが勝ってしまうんですよね。とてもよくわかります。私も同じ性格なので、よく悩んでいました。

実はこの『親の顔色を気にしすぎてしまう』というのは、HSP(Highly sensitive person)という2018年時点の日本ではまだあまり認知されていない特性が原因の可能性があります。

この記事では

・HSPって何?

・HSPの特徴

・親の顔色を気にしすぎないためにもできること、知っておきたいこと

について解説しています。

本文を読むと、このHSPという特性が親の顔色を気にしすぎてしまうこととどう関係しているのかより深く知ることができます。

さあ、もっとあなたらしく生きるためにHSPを知っていきましょう!

HSPって何?

さてHSPという特性は親の顔色を気にしすぎてしまうことと関係があるといいましたが、そもそもHSPとは一体なんでしょうか?

HSPについてまとめましたので、次の章をぜひ読んでみてください。

HSPとは

HSPとはHighly sensitive person(とても敏感な人)の略語です。

今から20年ほど前にアメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士という方が定義しました。

HSPというのは『生まれつきとても敏感な感性をもった人』です。

この敏感な感性を持つがゆえに、HSPを持った人は人の顔色や雰囲気を人一倍鋭くキャッチすることができます。

・HSPは日本人の5人に1人が持っている特性

・海外では有名だが、2018年時点の日本ではまだあまり認知されていない

HSPとは病名ではない

注意してほしいのですが、このHSPというのは病気ではありません。

私は専門家ではありませんので、ここで本より引用をさせていただきます。

 ただ問題なのは、HSPやHSCは病名でも診断名でもないということです。医学的な概念として認められていないのです。あくまで心理学的な、社会学的なひとつのものの見方にすぎないという位置づけなのです。

ですから、精神科や神経科、心療内科にかかってもHSPやHSCだと診断されることはまずありません。HSPという概念を知らない医師もいますし、たとえ知識としては知っていても、それを生きづらさとは見なさないのが一般的です。

(出典:子どもの敏感さに困ったら読む本 著:長沼睦雄 より引用)

※HSCというのはHighly sensitive child(とても敏感な子ども)というHSPの特性をもった子どもという意味です。

以上のことから、HSPは病名ではないと言われています。

これじゃあお医者さんの間でも認知が広まらないわけです。

HSPはあくまで概念、例えば足が速い・遅いなど人間がそれぞれもっている特徴のようなものです。

「足が遅いんですけど…」と病気ではなく先天的なものだったら、お医者さんにいくのは間違っていますよね。

足が遅かったら行くのはお医者さんにいくより筋トレをするほうが現実的です。

あなたの親の顔色を気にしすぎてしまうのは病気ではなく生まれ持った敏感な感性から来ているということをまず理解しましょう。

それでは、HSPとは具体的にどんな特徴があるのでしょうか。

次の章でHSPの特徴をまとめましたので、ぜひご覧ください。

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HSPの特徴

私は先ほどからHSPの方は敏感だと申し上げていますが、その他にどんな具体的な特徴があるのでしょうか。

HSPを発表されたエレイン・N・アーロン博士の著書「ひといちばい敏感な子」より引用させていただきますと、

最近、私はこの根底にある性質には「4つの面がある」と説明しています。つまり。人一倍敏感な人にはこの4つの面が全て存在するということです。4つのうち1つでも当てはまらないなら、おそらくここで取り上げる「人一倍敏感」な性質ではないと思います。この4つを、D(深く処理する:Depth of processing)、O(過剰に刺激を受けやすい:being easily Overstimulated)、E(全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い:being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)、S(ささいな刺激を察知する:being aware of Subtle Stimuli)で、DOESと覚えてください。

(出典:ひといちばい敏感な子 著:エレイン・N・アーロン より引用)

つまり、HSPを持つ人は大きくわけて4つの特徴があります。

①深く処理をする

・難しい言葉を幼いころから使いこなす

・物事の本質に気づきやすい

・じっくり考えてから行動を起こす(行動力がないとみられがち)

・人の表情のわずかな変化に気づく

②過剰に刺激を受けやすい

・刺激的な体験をするとなかなか寝つけない

・でかけても場の雰囲気に圧倒されすぐ疲れてしまう

・ピアノの発表会で練習では完璧にひけていたのにミスを連発してしまう

③感情反応が強く、共感能力が高い

・仕事場で誰かが怒られているのをみると自分が怒られているように感じてしまう

・映画でショッキングなシーンを見ると、映画を見終わったあとも『どんな気持ちで登場人物は死んでいったのだろう』とずっと考え続けてしまう

・人の話を聞くのがとてもうまい。

④ささいな刺激を感じる

・テレビがついていてもLINEの通知音に気づくことができる(音に敏感)

・いつも食べているものが少しでも味が違うとわかる(味覚に敏感)

・誰よりも早く匂いを感じることができる(匂いに敏感)

・身に着ける服の材質のなかで、これは絶対に着れないというものがある(触覚が敏感)

以上の4つが全てあてはまるとのことです。

1つでも当てはまらなければ、HSPではないとおっしゃられていることからまず間違いないでしょう。

ちなみに私は4つの項目が全てあてはまりました。

私の場合は大きい音が突然聞こえると口から心臓が飛び出そうになるぐらい驚きますし、くつ下が少しでもチクチクするともう我慢できずに脱いでしまいます。

また人の心を深読みするところがあり、親の顔色を気にしすぎてしまうところもありました。

しかしこの深読みをする性格から、私は人の話を聞くのがとてもうまく、特に共感する言葉をかけることには自信があります。

ただ私は「過剰に驚きすぎじゃない?」と家族や友人に呆れられたり笑われたことが何回もあり、「私って変なんだな…」と落ち込むことがよくありました。

でも日本人に5人に1人の割合でHSPがいると知り、私だけじゃない!と救われた気がしました。

さて、以上のことから親の顔色を気にしすぎてしまうのは「人の顔色を敏感に察知することのできる特性、HSPを持っているため」ということがわかると思います。

私みたい、と思われたら次により詳しいHSPのチェックリストをご用意しましたので、ぜひやってみてください。

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HSPチェックリスト

HSPのチェックテストは全部で23項目あります。次をごらんください。

次の質問に、感じたまま答えてください。少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。まったく当てはまらないか、あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

・自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ  はい いいえ

・他人の気分に左右される はい いいえ

・痛みにとても敏感である はい いいえ

・忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる はい いいえ

・カフェインに敏感に反応する はい いいえ

・明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい はい いいえ

・豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい はい いいえ

・騒音に悩まされやすい はい いいえ

・美術や音楽に深く心が動かされる はい いいえ

・とても良心的である はい いいえ

・すぐにびっくりする(仰天する) はい いいえ

・短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう はい いいえ

・人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど) はい いいえ

・一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ はい いいえ

・ミスしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける はい いいえ

・暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている はい いいえ

・あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると不快になり神経が高ぶる はい いいえ

・空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる はい いいえ

・生活に変化があると混乱する はい いいえ

・デリケートな香りや味、音、音楽を好む はい いいえ

・動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している はい いいえ

・仕事をする時、競争させられたり、観察されてると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる はい いいえ

・子供のころ、親は教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた はい いいえ

以上の質問のうち十二個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。

(出典:ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 著:エレイン・N・アーロン より引用)

私は22個当てはまりました。

たまたま近くにいた普通の友人にやってもらったのですが、9個でした…。

かなりはっきりと結果がでるようです。

これだけ色々なことに敏感だと、人の顔色や気持ちに共感してしまったりつい深読みしてしまうのも納得です。

この特性を持っているあなたでしたらわかると思うのですが、敏感でいるってとても疲れますよね。

HSPの特性を持っていると、人の顔色の変化にかなり敏感で、さらに人の気持ちがよくわかる共感力も持っていますので、

・こうしたらあの人は喜んでくれるな

・もしかして何か不快なことをしてしまったかな?

と気持ちが先回りしてしまうことがかなりあります。

ましてや自分の親です。

自分の親に嫌われたいと思う人もなかなかいないでしょう。

親の顔色を気にしてもしょうがない、と頭でわかっていても気にしてしまうんですよね。

そこで次の章でHSPを持つ私が実際に親の顔色を気にしないためにあなたにできることや知っておきたいことなどの情報をまとめましたので、ぜひご覧ください。

親の顔色を気にしないためにできること、知っておきたいこと

親は大してあなたのことを気にしていない

親に対して、『ああ、何か言われるかな…』と思考を巡らせる前に1つはっきりさせておきたいのですが、まず親は大してあなたのことを気にしていません。つまりあなたの想像の通りの親の反応があるとは全くいえません。あなたの想像のなかの話です。

私も勝手に親の顔色を思い浮かべたりしてしまうのでよくわかるのですが、ついつい想像のなかの親の反応は怒っていたり、反応がネガティブなものが多いです。実際覚悟を決めて親に伝えると意外にあっさりとした反応だったりします。否定的な親の反応が今まで多かったので、ついまだ起きていない未来のことでも否定的に考えてしまいますよね。

ですが、ここで一息ついてそこまで私のこと考えてないかもしれないな、とそっと肩の力を抜いてみてくださいね。

HSPの本を読もう!

HSPはまだあまり日本では知っている人が少ない特性です。たまにTwitterなどでバズっているのをみかけますが、まだまだこれからだと思います。

インターネットでざっくりとは調べることはできますが、HSPの詳細はやはりまだ書籍のほうが載っています。

私がおすすめするHSPの本をご紹介させていただきたいと思います。

①「敏感すぎる自分」を好きになれる本 著 長沼睦夫

HSPを最初に知りたいと思った人にオススメの本です。大変わかりやすくHSPについて説明されている本だと思います。

②ささいなことでもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 著:エレイン・N・アーロン

HSPを最初に定義されたアーロン博士が執筆した本になります。HSPをより深く知りたいという人にはオススメです。

特に私個人としては長沼睦夫さんの本を推したいと考えています。とてもわかりやすくHSPについて紹介されていますし、読んだ後とても心が軽くなったのが印象的でした。

親がHSPの可能性もある

HSPは日本人の5人に1人が持っている特性です。ということはあなたの親もHSPの可能性が十分にあります。

親がHSPだとどういうことが起きがちかというと、気を配るのがうまいために親は子どもがしたいことがわかる(と思っている)ため、先回りをして色々準備をしてしまうことがあります。ただし、本当に子どもがやりたいことなのかは子どもにしかわからないため、やりすぎると過干渉、過保護の始まりになってしまいます。

子どもは子どもで親を困らせたくない、という思いがありますので自己主張をやめて親が1番望む(であろう)ことをします。ただし、これも子どもは本当に自分が何をやりたいのか考えていないため、やりすぎると「あれ、自分は一体何がしたいんだっけ」と自分を見失うきっかけを作ってしまいます。

親と子はある程度一定の距離を保つのが一番いいのですが、親と子が両方ともHSPだと気づくまで苦労します。あなたの親はどうですか?

親がHSPではない場合

親がHSPではなかった場合、どんなことが起きるのでしょうか?

まず親が共感力が高くないので、例えば会社で誰かが怒られているのを聞いて次は自分かもしれない…とあなたが思っていたとしたら、「そんなことで落ち込んでるの?」と言われますね。

そう、HSPではない人にとっては『そんなこと』なんです。他人が怒られてるからって自分が怒られているわけではない、だからあなたには関係ないしなぜ落ち込んでいるのかわからない、というわけです。

これ実際私が親に言われたことなのですが、私としては『怒られている人と同じ仕事をしているし、怒ってる人と毎日接してるから、いつか私もああやって怒られるじゃん…』という心境でした。私にとっては『私もミスしたらあんなに怒られるんだ…』と落ち込むのですが、HSPではない親にとっては全く気にしないどころか、私が変に見えるようでした。

さらに私がいないところで親が私の陰口をいっているのを聞いてしまって、ショックでしたね。音に敏感なので、私には全部聞こえてしまっていたというわけです。結局親に対する不信も進みましたし、私って親に嫌われてるんだ、とよく中高校生のころは悩んでいましたね…

以上が親の顔色を気にしないためにできること、知っておきたいこと、でした。知らないよりは絶対に知ったうえで考えてあなたにとって1番良いと思えるようになってほしいと思って書きました。

確かに親がHSPであろうとなかろうと、今あなたはここにいます。生きづらさを抱えていると思います。なぜならば私もそうだったから、とてもよくわかります。親の顔色を気にして生きてきて、途中で「私何やってるんだろう」って自己嫌悪をして、その繰り返しでした。

それならばまだ若い今のうちに行動してみませんか?やりたいことをやって後悔してみませんか?私はそんなあなたを応援したいと考えています。次に最終的に苦しさから逃れるための方法を載せましたので、ご覧ください。

親の顔色を気にしたくなければ、1人暮らしも有効な手段!

本来静かに心を落ち着かせる空間であるべき家が、もし親の顔色を気にしながら暮らしているのであれば、それは大変なストレスですね。1度1人暮らしをして、親との距離をとるのをオススメします。

私も3年間1人暮らしをしたのですが、

・自分の決定に文句を言う人がいない

・親のグチ話をきかなくても済むので共感力の高い私がストレスを感じることが少なくなった

・親の顔色を気にする必要がなく気持ちよくプライベートの生活をおくることができる

大変なことももちろんありましたが、1人暮らしをして得られたことはとても大きかったです。1度家をでてもダメだと思ったら戻ればいいですし、家族の縁が切れるわけでもありません。

親から一度距離をとって快適な生活を送ってみませんか?

さいごに

人の顔色を気にしすぎてしまうのは、HSPの特性のためだということはわかっていただけたでしょうか?

HSPは病気ではなく特徴の一種です。自分がHSPだと気づいたら苦手な場面がもしやってきたらどうするか心構えをしておくことを意識しましょう。人の顔色が気になってもそれはあなたが敏感なこと察知する能力があるためです。

HSPは自分だけではなく親も特性がある可能性があります。その可能性を探ってみましょう。もしかしたら少し親のことがわかるかもしれません。

本を読んでさらにHSPについて知るのもよし、この特性を活かして人に共感されるような仕事を見つけるもいいことです。

それでももう親の顔色を気にするのが限界ならば親から1度離れて暮らしてみましょう。

 

ABOUT ME
タチカワ
タチカワ
私は毒親から独立して4年がたちます。親から独立するまでにこまったことをネットで探すもなかなか見つからなかった経験から、このブログ-毒親バイバイ!-をたちあげました。毒親バイバイ!では少しでも毒親もちの人が親からはなれるため情報を発信しています。