護心術

あなたが親を嫌いになれなくてつらく感じてしまう本当の理由を徹底解説します。

あなたは親が苦手で嫌い。

だから連絡もとらないし、接触も最低限にしています。

でもふとした瞬間に罪悪感にとらわれることがありませんか?

「私は親に対して何をしているんだろう」

「親不孝者」

誰からか直接いわれたわけじゃないのに聞こえてくる心の声に苦しみますよね。

親にはこんなに愛想もよくないし、どこにも連れていってない、おいしいものを食べさせてやっているわけでもない。

せっかく育ててもらったのに、と親を大切にしたい気持ちはあなたには十分あります。

しかしあなたが過去に親にされたことは消えません。

たとえ親が忘れていたとしても、された側は一生おぼえています。

親にいつまでもしばられるのは本当に嫌ですよね。

私もずっと親に悩まされてきたので気持ちはとてもよくわかります。

ではあなたはどうして親のことを嫌いになりきれないのでしょうか?

実はあまり知られていない人間の思考のルールに問題があったのです。

この記事では

・あなたを縛る人間の思考のルール

・親の問題が解決しづらいわけ

・親から離れる方法

について解説しています。

この記事を読んで、まずあなたが苦しんでいる原因がなんなのかを知りましょう。

あなたはもう一人で苦しまなくていいのです。

最終的に親から精神的に自立するためにどうしたらいいのか一緒に見ていきましょう。

あなたを縛る人間の思考のルール

どうしてあなたは親をきらいになりきれないのでしょうか?

実は根深い人間の思考のルールがあったのです。

人間は好意には好意で返したがる習性がある

人間は好意を受けたら、それ以上の好意で返したくなるように思考が動いています。

この好意を返さないと、人間は不快になるように条件づけられています。

これはアメリカの心理学者、ロバート・チャルディーニ氏がまとめた著書「影響力の武器」のなかでも述べられています。

意外なのはこれは日本人だけではなく、全世界共通のできごとだということです。

よくいわれますよね?

他人に優しくすれば、自分にめぐりめぐってかえってくるのよ、と。

これはまさに「人間の好意には好意で返したがる」という習性を利用しています。

ではなぜ人間のなかでこういう思考が根付いたのかというと、それは人間が1人では生きられないからです。

協力しあわないと生きていけないことに気づいた人間の先祖が、私たちに仕組んだ1つのルールなのです。

あなたは嫌いではあるけど親のもとで成長しました。

確かに親の庇護のもとにいたかもしれません。

暖かい家に暖かいものは食べられたかもしれません。

だからこれらの親から『好意』によってあなたは返さないといけないと本能で考えているのです。

それに逆らうがために不快に感じているのです。

ただし、この不快に感じたあと「自分がダメだからだ」と自分を責めるほうにもっていくのは別の思考のルールのせいです。

あとで説明しますので、ぜひこのまま読み進めてください。

周りの人がいっているからいいものだと思う傾向がある

人間は周りの人がいっているからいいものだと思う傾向があります。

思わなくても無意識に好意を感じています。

これは「社会性の原理」といいます。

これもロバート・チャルディーニ氏がまとめた著書「影響力の武器」であげられていることです。

5月が近くなるとテレビで流れる母の日のCMにため息をついていませんか?

無意識に、「自分以外の人たちが全員」「母親に感謝している」と感じとり、母親に感謝できない自分は「他の人と変わっているために」、不安におそわれているのです。

あなたが不安に感じているのは、この社会性の原理のためです。

人間の脳が生きていくために備わった本能です。

だから不安に感じたり、不快をおぼえたりするのは当然のこと。

周りの目を気にする日本人という特性かと思いきや、まったくそんなことはありません。

意外かもしれませんが、海外にも親との関係はよくない人はたくさんいますし、あなたと同じように親に感謝できなくて苦しんでいる人もたくさんいますよ。

あなたが自分を責める理由

あなたが親を嫌いになりきれず、罪悪案を抱いてしまう理由。

それは認知的不協和という人間の思考のルールのせいです。

認知的不協和というのはアメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された社会心理学用語です。

わかりづらいので簡単に説明します。

例えばこれはブラック企業で働いている人がいますよね。

ブラック企業で働いている人は、「安月給だけど楽しい、ほかよりマシだ」と考えています。

でも本音をいえば「高い給料がほしい、苦しい、残業辛い」と感じています。

ですが、現実は安い給料に辛い職場。

なぜ自分がここにいるのか、と脳はどうしようもない矛盾を抱えたときに変更できる情報を自分の都合のいいようにしてしまうのです。

ブラック企業の場合は、

・安月給だけど楽しい!やりがいがある!

と、自分の認識を変えることで安月給という変えられない現実を合わせようとします。

あなたの場合に置き換えると、親は本当は悪いが親は変更できないので自分を責めることで事実のつじつまを合わせようと無意識にしているのです。

だからあなたは罪悪感をいだくことで「親は変更できない」という事実と自分の思考の矛盾を取り払おうとしているのです。

認知的不協和については↓↓の記事で詳しく説明していますので、こちらも読んで下さい。

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親から離れる方法

あなたが親をいくら嫌いだと思っても嫌いになりきれなかったり、むしろ自分を責めてしまうのはなぜかはわかりました。

じゃあどうしたらこの思考のルールから逃れられるのでしょうか?

ロバート・チャルディーニ氏は「影響力の武器」のなかで、この思考のルールについて防止したりする方法はないのか、対策についても触れています。

結論としては、ほぼ不可能です。

これらのルールは人間の本能として備わっているために、なかなか防止することはできないとのことです。

だから、あなたは長い間親との関係に苦しんでいるのです。

ではこの思考のルールを踏まえたうえで、あなたが親から離れるためにできることをまとめました。

罪悪感を覚えるのは人間としては自然のことと受け止める

親に罪悪感も抱く、というのは正直自分でとまどいますよね。

過去にさんざん嫌な思いをしてきたのに、どうしてだろう、と。

でもそれは

・人間は好意を感じたら好意で返したくなる

・みんなが親のことを大好きな存在だといっているから、そうなのではないか

・自分が悪いことにすれば、親があんなに態度がひどいのも納得させられる

本能でこう思っているから。

だからあなたは悪くないのです。

人間だからこそ、そうやってとらえてしまうのです。

まずは親に対して罪悪感を抱いたらこの3つの思考のルールに当てはまってないか考えてみてくださいね。

物理的に距離をとる

1人暮らしをして物理的に距離をとりましょう。

1人離れれば少し冷静になります。

そのときも罪悪感をいだくかもしれませんが、ただ前に向いてあることに専念しましょう。

熱中できる何かを探す

親のことをふと考えてしまうのは、あなたがちょっと心が弱っているときです。

そんなときは熱中できる何かを探しましょう。

ライブでもアニメでもなんでもいいのです。

私の場合は今はブログです。

なぜなら私もあなたと同じように悩んでいたとき、ネットで親のことについて検索したのですが、まとはずれな内容ばかりだったのでさらに落ち込んだ経験があるからです。

あの時の自分を助けるつもりでブログを書いています。

あなた1人ではないと知ってほしいのです。

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罪悪感にとらわれるかもしれないが、あなたは悪くない

何度でもいいます。

あなたは悪くありません。

何度でも罪悪感にとらわれるかもしれません。

とっさに親にごめんなさい、と言いたくなるときがあると思います。

でもあなたは過去に親に嫌なことをされて本当は苦しんでいるのです。

嫌なものは嫌で全く問題ありません。

納得できないことがあるから、自分が悪いせいにして納得したいのです。

それではあなたは自分の生きたいようにいきれません。

私はあなたが生きたいようにいきてほしいのです。

まとめ

この記事では

・あなたを縛る人間の思考のルール

・親の問題が解決しづらいわけ

・親から離れる方法

について解説してきました。

あなたが親のことを嫌いでも罪悪感にとらわれてしまうのは人間の本能からきていることがわかったと思います。

本能にさからうということはごはんや睡眠をしないということです。

とても難しいことなのです。

人間の本能で罪悪感を感じることはしょうがないことですが、あなたが過去に親にされたことは消えません。

あなたが嫌だったら嫌でいいのです。

あなたの生きたいように生きましょう。

ABOUT ME
タチカワ
タチカワ
私は毒親から独立して4年がたちます。親から独立するまでにこまったことをネットで探すもなかなか見つからなかった経験から、このブログ-毒親バイバイ!-をたちあげました。毒親バイバイ!では少しでも毒親もちの人が親からはなれるため情報を発信しています。