こんな相談小町をみつけたので紹介したいと思います。
タイトルから『親が許せた体験談が聞きたいのか』という内容かと思いきや…読んでいくとそうではないことがわかります。
親が歳をとってきて、老いた親と疎遠にしていることを責められます。
虐待を受けた親と完全に親の考えに染まった兄弟から責められているようです。
責めているのは両親と兄弟です。年老いて弱っている親をほったらかして、心の冷たい人間だ狂ってると親から手紙が来ました。その手紙の中に、兄弟も私のことを怨んでいると書かれていました。育てるのにどれだけお金がかかったか、それなのに。。。責め立てる言葉のみの手紙でした。
正直ここまで『テンプレですか?』と思いたくなるような内容ですね。
なぜかというと私も『年老いて弱っている親をほったらかして、心の冷たい人間だ狂ってると親からいわれた』からです。
あとたまに呪いの手紙が届きます。最近は絵葉書になりました。
まあ親にとっては
・老いていく親を献身的に支える健気な娘
・こまめに顔を出して親のしたいことをさせてあげる子
みたいなのを求めているのでしょう。
でもそれって同じことを親が子にしないとかなり難しいですよね。
私にとって親は恐怖の対象なのでそんな人に近づきたくないというのが本音です。
子どもは親が受けた愛情分しか親を愛せない
という言葉をみかけて本当にそのとおりだなと思いました。
結局このトピ主さんは半年ほどかけて
あと5年半、ずっとドクターにかかりっきりでしたが、少し一人で歩いてみようと、行くことを止めました。
今まで、親を振り切ることに深い罪悪感がありましたが、今はあきらかに、減っています。
という結論を出してトピを締めています。
ある程度は前進できたようで安心しましたが、かんたんには離れてくれないのが毒親です。
おそらくこれから先何度も悩むことになると思いますが、今よりよくなればそれでいいと私は思っています。
毒親が責め立てにきたらそりゃ嫌だししんどいです。
私は過去に
こんな記事を書いています。
要するに
『毒親を許すか許さないか、というのは物理的に距離をとって1年以上疎遠にしてから考えるもの』
ということをいっています。
毒親と一緒に住んでいるならまず脱出することを考えるのが先決ですし、近くに住んでいるなら離れることを考えるのがベストです。
そもそも毒親がすぐ訪ねてくる環境というのは、とにかくストレスがたまります。
例えば近くに学校の超いじめっ子がいることと同じですし、そしたら違うところにすむようにしますよね?
私も北陸から東京に脱出した人間なので、物理的に距離をとるのはかなり有効だと思います。
その上で時間をおいて「親を許すか許さないか」をじっくり考えたほうがいいです。
私の場合、やっぱり許せない!となりましたけどね。
毒親というのは自分のことしか考えられない
毒親というのは自分のことしか考えられない存在だと思ったほうがいいです。
なぜならあなたはさんざん説得したりしてきたと思いますが、一切耳を傾けることがなかったからです。
常に自分のことしか考えられないから、あなたを傷つけるのです。
でもそんな人のそばに誰がいたいと思うでしょうか。
なにかしたら怒られ、否定してきて、なじったり、笑ったり、やることはいつもいつもあなたを傷つけることばかりです。
「ちょっとからかっただけでしょ~」とかいってくるかもしれませんが、あなたにとってはナイフの刃と同じです。
逆にあなたが親と同じことをいったら親はめっちゃ怒るのではないでしょうか?
親は子どもより偉いんだ!と勘違いしているんですよね。
あなたと親は人間です。
何か嫌なことをいわれたら嫌な気持ちになるし、しんどい気持ちになります。
あなたが親のことを嫌だなと思うのも当然なんですよ。
さいごに
この記事では発言小町によせられた
について解説しています。
毒親とは理解しあえない存在だとしっかり認識するようになるには、物理的に距離をおいてからでないと非常に難しいです。
しっかり離れたあとで「毒親を許せるか許せないか」について考えはじめないと、冷静な判断はくだせませんよ。
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私の実家脱出話は下の記事の先でまとめています。