毒親対策

どうして毒親は外面がいいのかについて真剣に考えてみた

「〇〇ちゃんの親って本当に明るくて面白い人だよね」

「サバサバしててすっごく話しやすい!」

このように自分の親が外では高評価だとどう反応したらいいかわかりませんよね。

毒親にありがちな傾向として、外面がいい、ということがあります。

あなたの親が家のなかに入ると性格が変わることに気づいてくれる人はなかなかいないと思います。

だいぶ前になりますが私の夫も私の親にあったとき『最初は普通の人にみえたけど、もうすぐ怒鳴るからビビった』といってました。

(そのとき親は夫にたいして怒鳴ったのではなく、祖父にたいして怒鳴っていました。ですが、それでもいきなり怒鳴るって異常ですよね…)

おそらく私の夫も”身内”という判定が親のなかでなされたのでしょうね。もうそうなると遠慮なしです。

私の場合、親と今は絶縁したので、ほとんど会うことがないのが不幸中の幸いです。

しかしどうして毒親にかぎって外面がいいんでしょうかね。

そこでこの記事では、

どうして毒親は外面がいいのか

毒親は自分で自分の首をしめていることに気づいていない

ということについて解説しています。

『うちの親も外面はいいんだよな』と思う方にオススメの記事になっています。

なかにはちょっと書いててゾッとした内容もあるので、軽い気もちでよんでくれると嬉しいです。

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どうして毒親は外面がいいのか

様々な角度から考えてみました。

他人の評価を1番気にしてるから

他人からの評価を気にしていると、外面がよくなりがちです。

まあ人間だれしも他人からの評価は気になってしまうもの。

私だって愛想よくします。あなただって最低限はするのでは?

でも毒親の場合は、『他人の否定が怖い』という人が意外と多いので、普通の人よりずーーーーーっと外面をよくしてしまう人が多いんです。

外面と一言でいっても色々あります。

難しい資格をもっていたり、ものすごくお金もちだったり、愛想をふりまいたり、自らおもしろキャラになったり…めちゃくちゃ無理をして自分の自信のなさを他でカバーしているのです。

それらはすべて他人に嫌われたくない、という恐怖心からきています。

つまり自分の評価を他人の反応で確かめているのです。

だからこそ、毒親は自分の思ったような反応をしてくれない人を攻撃しがちです。

あなたは特に毒親の裏表をしっているので、妙に外面だけがいい親にたいして戸惑っていませんか?

それが毒親にとっては嫌なんでしょうね。

『こんなにがんばってるのに!!なんでいつも楽しそうにしないのよおおおおお』といわれていませんか?

他人の評価なんて気分次第でかわりますし、いちいち気にしていてはしんどいものです。

最低限の挨拶や反応だけしていればいいのですが、毒親はそれができないのです。

他人は他人、自分は自分、といいつつもそれができていない

『うちはうち、よそはよそ!』と言われたことはありませんか?

これ私の親もよくいっていましたが、そのわりにはうちの家庭とよその家庭を比較してイライラしていました。

「なんで同じクラスのBちゃんはあんなに素直なのに、うちの子は無愛想なのかな…」

「あそこんちはいいわよね~公務員でさ…うちなんかこんな安月給で働かされて…」

うちはうち、じゃないのかなあ…と中学生のとき思ったことがあります。

毒親って自分の発言を綺麗サッパリ忘れてるんですよね。

それを注意するとキレてきますし…疲れます。

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自分に自信がないので『デキる自分』を常に演出してしまう

毒親は『デキる自分』を常に演じてしまいがちです。

なぜなら自分に自信がないからです。毒親は自己肯定感がない人が特に多いです。

でも期待されたい、認められたいという気もちが人の何倍も強いのでついつい演じてしまうのです。

もはや悪いクセといっても過言ではありません。

ただ毒親の二面性を間近でみてる私たちにとっては嫌になってしまいますよね。

どうせイライラして私たちにあたってくるのですから。

こういう親は「私はデキる人間!」「人生の真理を悟ってるの!」といいがちです。

自己肯定感がないのをほかのなにかで見えないようにして、一生懸命デキる自分を演じているのです…

要するに「自分に自信がない」

いろいろなことをいってきましたが、どうして毒親は外面がいいのかというと

親自身に自信がないから

ということが1番の理由になります。

本当に自信がある人は、外面を無理やりよくしたりしません。

いわゆる能ある鷹は爪を隠すというやつです。

もちろん人間なのである程度のところまでは愛想をよくしたりするとは思いますが、あなたの親の場合、かなり自分自身にたいして無理をしています。

そのストレスがあなたや家庭内にたいしてむいているのが問題なのです。

自分のストレスは自分で解消するものです。

他人にむけて解消していいものではありません。

あなたも親のストレスを解決できる、と思うことがないようにしましょうね。

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毒親は自分で自分の首をしめていることに気づいていない

『どうして自分の人生はこうなんだ』『どうして思うとおりにならないの』と不満を抱えている毒親の方はたくさんいます。

私の両親もそうでした。

あなたの親もそうではないでしょうか?

でもどうして親がしあわせになれないか、あなたはなんとなくわかっているはず。

それは

自分を変えようと努力をしていないから

です。

あなたの親はいつも他人まかせではありませんでしたか?

あなたが気を使わないといけない、あなたが親の思い通りにならないと喜んでくれない、あなたがいつもいつも犠牲にならないと叶えられない親の理想。

これじゃあ周りに誰もいてくれませんよね。

相手の気もちを考えることもできないなら、そりゃ家族のあなただって逃げ出しますよ。

私だって逃げ出しましたしね。

親はいつも他人のせいにしていました。

どうやったら変えられるのかを考えもせず、いつも他人のせい。

自分で自分の首をしめていることに気づいていないのです。

あなたはなんとしてでも親と同じにならないようにしましょうね。

しあわせになってください。

ちなみに発言小町という掲示板で、毒親とみられる方の書き込みがあったので下の記事の先でまとめています。

この方も苦労された人生のようですが、ストレスのはけ口にされた娘さんもたまったもんじゃない。

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追記:『どれも当てはまらないんだよなあ…』と思ったら要注意…

もしこの記事をよんでいて

「うちの親、そういう感じはしないんだよなあ…」

と思った方がいたら、このまま続きをお読みください。

この記事の最初にも書きましたが、ここからが私が書いていてゾッとした話です。

この記事をかくにあたって本を色々よんでいたのですが…、もう1つだけ毒親が外面をよくする可能性があることに気づきました。

それはあなたの親がサイコパスかもしれない、ということです。

「サイコパスって映画とかでみる、あの?」

と思われた方もいるかもしれません。

一言であらわすことが非常に難しいのですが、この記事におけるサイコパスとは『相手の気もちがまったくわからず、良心もない人』のことだと定義します。

よく知らない方は映画『羊たちの沈黙のレクター博士』や『SAW』を思い浮かべると思います。

私もあんまり簡単にサイコパスとかいいたくないのですが、やはり一定以上毒親とよばれる方のなかにはいるんじゃないかなと思っています。

以下の項目3つ以上にあてはまることサイコパスであるそうです。

  1. 法律にかなって規範に従うことができない、逮捕に値する行動
  2. 自己の利益のために人をだます
  3. 衝動的で計画性がない
  4. けんかや暴力を伴う易刺激性
  5. 自分や他人の安全を考えることができない
  6. 責任感がない
  7. 良心の呵責がない

(アメリカ精神医学会の「DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引」より)

特に②自己の利益のために人をだます、⑥責任感がない、⑦良心の呵責がない、についてひっかかったら要注意です。

例えば親の場合だったら、

自己の利益のために人をだます

・近所の人や親戚の前では、いい親ぶる。家に入ると冷たい態度をとる、暴力をふるう

ほかにも

責任感がない・良心の呵責がない

・子ども相手でも常に「自己責任でしょ」といい放ち、放置。

・子どもの迎えも、「約束の時間すぎたら自分で判断して帰ろよ」という。

こういった例があげられます。

あなたの周りにもいませんか?あんなに性格がひどいのに、上司や年上から人気な人。

サイコパスの人は、優秀で頭がよく、人当たりがいい方が多いそうです。

それゆえに普通に家庭をもっている方も大勢います。

さらにいうとサイコパスの人は利害関係を特に意識していて、上司や家族など『自分に利益をもたらす人』に対しては紳士的にふるまい、そうでない方には冷酷に接するそうです。

私も以前勤めていた会社でそういった人がいたので、これをきいたときちょっとゾッとしたのですが…。

(この話は別の記事でしたいと思います)

また多くの方が誤解しがちなのですが、サイコパスの方が全員、テレビでみるような犯罪者ではありません。

人当たりがよく、家族思いで、優秀な成績を残されている方も大勢います。

なので見極めることが非常に難しく、発見することも難しいそうです。

下の記事の先で詳しくまとめていますので、この記事にかいてあることはあてはまらないと思ったらあわせてお読みください。

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さいごに

この記事ではどうして毒親は外面がいいのかについて解説しています。

外面がいい毒親は大きく2タイプにわかれると思っています。

・自分を肯定できない型

・相手の気もちがわからないサイコパス型

おそらく多くの毒親は『自分を肯定できない』タイプです。

私の親もどちらかというとこちらのタイプです。

自分の不安を子どもにぶつけてストレス解消していたように思います。

でもそれって自立した大人じゃない、と今ならいいきれます。

もしあなたの親がサイコパス型だったら、距離をとるしか方法はありません。

詳しくは別記事で解説していきたいと思います。

まあどんな毒親であっても物理的に距離をとるしか方法はないんですけどね。

どうしてうちの親は外面がいいんだろう、と疑問だった人へ少しでも答えがでていれば幸いです。

ほかには以下のような記事もオススメです。

この記事をかいた私の実家脱出話はこちら▼