「結婚してみたいけど、そもそも親が邪魔になるから難しいだろうな…」
「どうしよう…」
こんなふうに結婚をしてみたい気持ちと親に邪魔されるかもしれないという不安に挟まれていませんか?
この記事を開いていらっしゃるということは、親に苦しめられて育った方であると思います。
あなたが「自分の家庭環境がよくないから、せめて自分の結婚相手は安らげる人がいい」と思うのは当然のこと。
でもそもそも結婚をする前にたちはだかってくるのが、毒親、という存在なのです。
毒親はとにかく
▽あなたから自立心を奪い
▽自己肯定感をなくさせ
▽親から離れないようにしむけてきます。
いってしまえば親があなたによりかかっている状態なのです。
結婚をしてしまえばあなたは親から脱出できますが、親はあなたが幸せになるのが許せないのです。
あなたもきいてことがあるかもしれませんが、
毒親育ちの人は結婚できない
こんなことを小耳に挟んだことがあるのではないでしょうか。
おそらくなんとなくあなたなら想像がつくかと思います。
たとえば
▽結婚しろ、というわりに恋愛をしているそぶりをみせるとキレてくる
▽相手に対しても否定的な言葉を投げかける
▽親に恋人がいるとバレたら「さかってるねえ」とバカにされる
あなたとしては親が何を考えているのかわからず、ふりまわされてしまいますよね。
あげくのはてにはあなたの大切な相手にまで危害をおよぼすかも、なんて考えもよぎってしまいます。
その結果、毒親育ちの人は結婚をあきらめたり、それ以前に結婚することをあきらめてしまいがちになります。
ただでさえ毒親からは自己肯定感を奪われているのです。
「どうせ私なんか幸せになれない」
こう思っても本当に仕方がないことなんです。
でも私は思います。
毒親育ちでも好きな人と一緒にいることはそんなに悪いことなんでしょうか?
ただ好きな人と一緒にいたいのに、それすらも親に邪魔されなければならないんでしょうか。
それはおかしい話です。
私はあなたに結婚をあきらめてほしくありません。
毒親なんかバーン!!とはねのけてあなたの幸せをゲットしてください。
この記事では
- そもそも毒親とは?
- 毒親育ちの人が結婚できないと言われるワケ7つ
について解説しています。
不安とはよくわからないことから発生するもの。
この記事でしっかりとした知識を身につけて必要以上にネガティブ思考に支配されないようにしましょう。
またこの記事の最後には【毒親に結婚を邪魔されているあなたへ7の対処法】についても解説しています。
あなたの人生はまだおわりではありません。
毒親よりもずっと長い人生がまっているのです。
このまま毒親に支配されてもいいのでしょうか?
…よくないですよね。
さあ私と一緒にじっくり記事をみていきましょう。
※この記事は『独身』の『毒親育ち』の人にかいている記事です。結婚が決まっている人に対しては少し内容があっていないかもしれません。恐縮ですが、ご了承ください。※
そもそも毒親とは?
![](https://dokuoyabyebye.com/wp-content/uploads/2018/08/34647c59ecf2945fde5aa6e18b2ecc13-e1574383151789.jpg)
そもそも毒親とは一体なんでしょうか?
毒親についてロンドン大学による1番新しい研究によると、
毒親とは子どもを罪悪感やネガティブな感情でコントロールしているか
この特徴が毒親の特徴であることがわかっています。
たとえば、
▼成績が悪いときに「だれが学費をはらっていると思うの」という
▼ちょっと親に文句を言うと激怒されて「お前のせいでこんなことになったんだ」と責任転嫁される
こういった恥や罪悪感を使って、あなたの行動を制限したり操ったことがあれば、あなたの親は毒親であるといえます。
私もよく『親不孝者!』といわれたものです。
そのたびに私って生きる意味があるのかな、と思ったものです。
なんとか必死にお金をためてさっさと脱出しましたけどね。
お金にはかえられないものがあるって本当なんだな、と思いましたよ。
毒親について詳しくは下の記事の先で解説していますので、そちらもあわせてみてくださいね。
毒親育ちの人が結婚できないと言われるワケ7つ
![](https://dokuoyabyebye.com/wp-content/uploads/2018/08/df01a572f9264f01311eb9839beb61f5-e1562833778783.jpg)
毒親育ちの人が結婚できないと言われるワケ、についてまとめました。
最初に:毒親育ち=結婚できない、ではない
私も散々親に、
▼親に逆らって結婚できるわけがない
▼親不孝者をもらってくれる男なんていない
等々、さんざん罵倒されて生きてきましたが、結婚できました。
なので毒親育ちだから結婚できない、というのはまったく関係がありません。
だからあなたにはできるかぎり落ち込まないでほしいのです。
だって親が毒親なのはあなたが悪いわけではありません。
そうでしょう?
もっというなら結婚は相手の人との相性と運です。
これはどんな人でも一緒です。
もちろんあなたがおかれている状況はこれから下であげる『結婚できない理由』にあてはまっているかもしれません。
でもあなたがしっかりと『結婚できない理由』に対してうけとめられれば、対策がみえてくるはず。
意外と現状をうけいれられない人が多いのです。
現状を認められなければ、前をむいて歩くこともできません。
もちろん『いますぐ親と縁をきれ!』なんていいません。
それは今すぐは無理です。
まずは絶望しないでゆっくりあなたのおかれた状況を整理していきましょう。
親に肯定された経験がないため、自分に自信がない
親にほとんど肯定された経験がない人は、
・自分の行動に自信がもてない
・人の顔色を気にする
この2つが大きな特徴となってでてきます。
いわゆる愛着障害というものです。
子どものときに親がどんなかかわりをもったかで、その人の人間関係の構築の仕方がきまってくることがわかっています。
私たちのような親は
・親がきまぐれに怒ったり、褒めたり、また怒ったり、笑わせる
・距離感が日々変わる
こんなふうに親の機嫌によってころころ態度がかわってくることが特徴としてあげられます。
親との距離感がつかめずに成長した子どもは愛着障害をかかえやすく、特に愛着障害の不安型というタイプになりやすいです。
さきほど紹介した、
・自分の行動に自信がもてない
・人の顔色を気にする
という特徴は愛着障害の不安型の典型的な特徴です。
あなたが自分に自信がもてず、もんもんと悩み行動に移せなかったりするのは幼いころの親との関わりが大きいのです。
結婚は自分に自信がないと話が前に進みません。
だからこそ毒親育ちの人に結婚の話がきたとしても、自信がまったくないために結婚をスルーしてしまう可能性がより高くなるのです。
親が過干渉&過保護すぎてデートができない
親があなたの土日の予定を超詳しくきいてくることってありませんか?
なんでそんなことをしてくるのかわけがわからないですよね。
理由をきいても『心配してやってるのに、ひどい!』と被害者ヅラされたり…
それにしては詳しく聞きすぎですし、あなたにだって隠したいことだってありますよね。
あなたとしては社会人になったんだからほっといてほしい、と思うのもしょうがないことです。
結婚相手のほうがあなたを受けいれてくれるとは限らない
なんとか結婚相手をみつけたとしても相手との価値観が違いすぎて別れる…なんてこともあるあるです。
どうしても毒親というものを理解してくれない人たちっているんです。
その人たちから投げられる、
「親はもっと大事にしなきゃだめだよ」
「せっかく育ててくれたのに、その態度はひどい」
このような正論バズーカはかなりのダメージを負ってしまいます。
たしかに、たしかにそうなんです。
でもあなたが受けた苦しみや悲しみは、親を慕う気持ちよりはるかにつらいものです。
それを理解してくれない人とは仮に一緒になったとしてもすれ違いが多くなることが予想されますので、あきらめるが吉です。
積極的に行動できない
たとえばすっごい好みの人がいたとしても、
・私がいってもどうせ恥ずかしい思いをするだけ
・自分がとても嫌な女にみられたらどうしよう
ついついこんなふうになって積極的に行動できないことってありませんか?
学生のときならまだしも、社会人になっても極力他人と関わらないようにしてしまったり、一定の距離感をとってしまったり…
恋人どころかごはんを一緒にたべにいくのも超ハードルが高かったりしますよね。
ついつい他人の目を気にしてしまうんですよね。
あなたは何も悪いことをしていないのに、こうやったら怒られるかな、嫌われるかなと考えると何もできなくなってしまう…
先ほども上のほうで解説しましたが、これらも愛着障害の不安型の人によくみられる行動です。
親の影響って本当に馬鹿にできないな…と思います。
バレたらどうしようととても不安になる
『もし親にバレたら超笑われる』
『恋人ができたら絶対否定してくる…』
こんなふうにうまくいかない未来を想像して不安になっていませんか?
私もそうでした。
というより実家にいたときは恋愛よりも生存のほうが最優先事項だったので、恋人とかはとても考えられませんでした。
バレたらどうしよう、と不安になっていては恋愛なんて集中できませんよね。
実家にいると結婚できない、というのはあながち間違っていないのかもしれません。
自分が幸せになることに恐怖を感じる
あなたは自分が幸せになることに対して抵抗を感じていませんか?
私も自分が幸せにならない道をついつい選びがちです。
そのたびになんとか考えを修正して、今のようにある程度は前向きになれたのですが…
それでも具合が悪かったりすると一気にネガティブモードになってしまいます。
好きな人と一緒にいられる結婚はとても幸せなことです。
だからこそ毒親育ちの人は
『自分にはそんな幸せはやってこない』
『自分を選んでくれる人はいない』
探すこともしないで諦めてしまいがちです。
なぜなら自分が幸せになれると思っていないからです。
むしろ幸せになったら絶対に不幸がやってくると考えがち。
せっかくいい人が目の前にきても、一歩が踏み出せずチャンスを逃してしまいます。
チャンスを逃さないためにも、自分は幸せになるんだ、と思えるようにならないと行動できないのです。
毒親に結婚を邪魔されているあなたへ7の対処法
![](https://dokuoyabyebye.com/wp-content/uploads/2018/08/0ced6feb06b24ca9f480fdb372f2472c-e1562574243162.jpg)
毒親に結婚を邪魔されている人はどうしたらいいのでしょうか。
親とは結婚の話はしない
親に結婚の話をふられても興味のないふりをしましょう。
あなたが幸せそうにしていると毒親は気に入らないのです。
とにかく家をでるまではなんとしてもフリをしましょう。
体調が悪いフリをして部屋にひっこむのもOKです。
とてもじゃないが親と一緒にいたら恋愛はできないと感じたら
『とても親と同じ環境にいて恋愛はできない…』
そう感じたら、あなたは結婚よりも1人暮らしをすることを優先したほうがいいです。
私と同じようにまずは生きることを最優先に考えて行動しないと、この先つぶれてしまうでしょう。
下の記事をオススメしますので、とにかく親から離れたかったらよんでみてくださいね。
いわれたことを記録する
親にいわれたことをメモしておきましょう。
そのときどんなことをいわれたか、どんな気持ちだったかをかいておくといつか役にたちます。
毒親は自分の発言を覚えていません。
あとになって『そんなこといってない!』とキレられたりするので、メモは必須です。
最悪、『お前のせいでそうなったんだろう!』といわれたりするかもしれないので、第三者のジャッジのためにも記録は重要です。
また私のようにブログをかいたりする機会があるかもしれないのでメモをとっておくとかなり正確に思い出せるのでオススメです。
好きなことを通して結婚相手を探してみましょう
結婚相手を探してみたいけど、どこから手をつけていいのかわからないときは趣味や好きなことを通して探してみましょう。
下の記事の先で、趣味を通じてであうメリットなどをまとめていますのであわせてよんでみてください。
SNSで仲間をもつ
Twitterで毒親アカウントを作って、同じように苦しんでいる人とつながりましょう。
仲間がいるとかなり気持ちは楽ですよ。
結婚をきっかけに毒親と離れようとしている人へオススメの毒親マンガ
あなたと同じように結婚をきっかけに毒親と離れようとしている人のレポマンガがあります。
この本の作者、フエガムさんは
▼結婚をきっかけに毒親と離れることを決意
▼『毒母』から、「逃げたら捜索願をだすよ」といわれ、警察に相談にいく
▼その結果、警察のほうから毒親が捜索願を出したらこうなる…といわれた
特に捜索願を警察に相談したくだりはかなり役にたちます。
ここまで書いてる毒親マンガも珍しいと思います。
なるほど!という知見もあるので、興味のある方はよんでみてください。
さいごに
この記事では毒親育ちの人が結婚できないない理由について解説しています。
毒親育ちの人は毒親とのかかわりから
愛着障害の不安型
になりやすいことがわかっています。
その特徴として
・自分に自信がもてない
・人の顔色を伺いやすくなる
・自分が幸せになることに恐怖を覚える
といった特徴があります。
でも私がいいたいのは、あなたが悪いわけではまったくない、ということです。
人間は誰かがほめてくれないと成長しません。
親がほめることは普通の人がほめるよりも100倍の効果があるかもしれません。
でも親の否定は普通の人の否定よりも1000倍以上のマイナス効果があるでしょう。
あなたは親からの否定を必死に耐えていきてきました。
もう十分あらがって、がんばっているんですよ。
まずはその自分を認めてほめてやってくださいね。
この記事をかいた私は
・お金をためて親元を脱出
・東京でのひとり暮らし
・そこでたまたま同じ大学の夫と付き合う
という人生を送ってきました。
ラッキーだったとは思いますが、私が親から離れることを絶対諦めなかったからこそできたのです。
お金をためたり、親に一切頼らず引越しをするのは大変でしたが、今とはなってはとてもいい思い出です。
私の過去話については以下の記事に詳しくかいています。