「実家暮らしだけど家に帰りたくない」
「親が口うるさいけど実家に住んでいる以上反抗はできない」
このように『親が原因で家に帰りたくない』とあなたは悩んでいませんか?
・実家に住んでいる
たったこれだけで、精神的に自由はまったく感じませんよね。
たとえあなたが実家にお金をいれていたとしても。
むしろ「今まで育ててやったんだから当然だろ」と親にいわれ、ますますムカつきを感じていませんか?
それ、とってもよくわかります。
なぜかというと私もかつては実家が原因の”ループストレス”というものに、慢性的にふりまわされていたからです。
私もしょっちゅう
「親不孝者」
「親の手伝いもしないでいい身分だ」
こんなことをよくいわれていました。
毎日毎日キリキリするようなストレスのなかですり減っていきました。
あなたはこんな前の私みたいに限界ギリギリな状態で精神的にネガティブな状態になっていませんか?
実はあなたが悩んでいるそのストレスは『ループ(くり返し)ストレス』といいます。
ループストレスとは昔にいわれたことを何度も思い出したり、自己嫌悪に陥ったり、何度も何度も思い出してくり返しループしているストレスのことです。
たとえば
▼過去に親に言われたことが頭にこびりついて離れない…
▼毎日家に帰るたびに親と顔を合わせるため、忘れようとしても何度も思い出してしまう。
▼むしろ過去に言われたこと以上のことをいわれ、傷はさらに深くなる
まさにループして何度も苦しんで傷はますます深くなるという悪循環です。
このループストレスは一見あなたが原因かのようにみえるのが厄介なポイントです。
『自分が勝手に傷つくのが悪いんだ…』
『親にいわれたからって私なんでいちいち落ち込むんだろう…』
こうやってあなたは自分のことを責めていませんか?
それは違いますよ。
傷ついているからあなたが何回も思い出すのです。
普通は人を傷つけることをいってしまったときは謝りますよね?
親がそれをしなかったからあなたは傷ついているのです。
また家がストレスだ…という意見に対し、
「親が嫌ならでていけばいいじゃん!」
とよく言われますが、そんな簡単に1人暮らしができないからこんっなに苦しんでるんでいるんですよね!
話を最初に戻しますが、この記事では
- 実家住みの人におこりやすいループストレス8つの原因
を解説していきます。
「親がストレスだけど、家にいなくては…」
という神経がくたびれるようなジレンマを抱えているあなたへ。
まずはループストレスの原因についてこの記事で理解しましょう。
現在進行系で苦しめられているあなたなら同意の嵐間違いなし!!!
あなたが女性だとしたら私の体験談や文章を読むことで共感すれば、少しでもストレスは軽く感じられ心理的にラクになります。
(女性脳の場合、共感することでラクになるのです)
またこの記事の最後ではあなたを悩ませるループストレスの解消する方法について解説しています。
まずは上からじっくりと読んでいってくださいね。
ループストレスの8つの原因について解説します。
ループストレスを抱えている人は次の8つの原因が考えられます。
とにかく否定してくる親がそばにいること
あなたは親に否定されまくっていませんか?
親からのループストレスで悩んでいる人は、「いつもありがとう」「いてくれてよかった」「助かる」こういったねぎらいの言葉をかけてもらえないことが多いです。
なぜならこれらの言葉は存在を大きく肯定する言葉だからです。
まず親がストレスになる大きな原因はあなたと親がこういったねぎらいの言葉をかけられる家族関係ではないことです。
友達や会社の人にはお礼って最低限いいますよね。
でもあなたと親はそんな言葉をかけあう間柄ではないのでは?
親から笑われたり、けなされたり、否定されることが日常ではありませんか。
またこの場合あなたが”なぜそんなことをするの”と理由をきいても親の返事ははっきりしないことが多いです。
理由がはっきりしてると諦めがつくのですが、明らかに親の機嫌次第だと気づくと本当に虚しいですよね。
むしろ責任転嫁されて『お前がわがままいうからだ』とあなたが悪いことになっていたりしてわけがわからないことに。
愚痴っぽい性格の親
仕事帰ってきた親の機嫌が悪いことってよくありますよね。
これだけなら我慢できるのですが、始まるのが親の愚痴です。
もちろんあなただってできるなら愚痴はきいてあげたいですよね。
でも毎回愚痴の内容は一緒ではありませんか?
実はこんな研究があります。
アメリカのウェイクフォレスト大学の研究によると、同じ話を何度もする人は自己中心的に見えてしまうことがわかっています。
だからあなたが親の愚痴を何回もきくのを嫌になるのは仕方のないことなんです。
自己中心的な人の話をきくのってそりゃあ疲れますよね。
話をきかなきゃ→でも疲れるし嫌→でも親だってしんどいんだし→でも私だってしんどい→私って親の話もきけない嫌なやつ…で立派にループストレスに進化します。
父母の仲が悪い
あなたの両親は表面仲良さそうにしていますが、ケンカが絶えない夫婦ではありませんか?
私の両親はそうでした。
でも私の両親はお互いに仲がいいと思っていました。
正直、びっくりです。
両親は自分たちのことをケンカップルだと思っているようです。
そのわりに旅行にいくたびにケンカしたり、さらに悪化するとお互いに手がでるような関係でした。
私は正直いっしょにいて毎回ケンカをされるのは非常にストレスでした。
だから私からみて仲が悪い2人だなあというのが感想です。
それに結局父親は謝らず母親が折れないといけないのです。
そのイライラを私(と弟)にぶつけてきてこちらとしてはいい迷惑だったのを覚えています。
私が大人になってもその関係性は変わりませんでした。
これも原因がまったく改善されずあなたが嫌な思いをしてしまうなら立派なループストレスです。
しかもこの場合、両親がそのケンカがどうして発生してしまうのか真剣に原因を考えようとしていなかったことが非常に致命的です。
だって原因が解決していないのですから、また発生してしまいますよね。
まさにループ。
父がモラハラ気質だったので、母と全く歩みよろうとしていないのも、よくなかったですね。
不幸なことに、これだとあなたにできることが何もありません。
両親の問題なので、あなたには何もできないのです。
なのにあなたに責任転嫁。
そりゃーあなただって親が嫌いになりますよ…
会社の上司だったらとっくに会社を辞めてますよね。
あなたにお金がないため独立できずジレンマを抱えやすい
「親が嫌なら1人暮らしすればいいじゃん!」
↑↑これ、最初にもいいましたがこれ親がストレスだというと必ず言われる言葉ですよね。
このように言葉を飲み込んで我慢したあなたは本当にえらいですよ!!(拍手)
まあ確かに「親が嫌だったら1人暮らしをすればいい」は一見正論にみえますからね。
私は1人暮らし推進派ではありますが、一歩が踏み出せない人の気持ちもよくわかります。
だって1人暮らしってかなり大変ではありませんか?
きっとあなたのことですから1人暮らしについては興味があってちょっとでも調べたことがあると思います。
あなたはお金があれば1人暮らししたい!と強く考えるいっぽうで現実的にまだお金が貯まっていないのではありませんか?
そこにストレスを感じているんですよね。
そのストレスは社会心理学用語で認知的不協和という状態なんです。
認知的不協和というのは簡単に説明すると「人が矛盾した考えをもったときに発生する不快感」のことです。
この不快感をなんとかしようとして人は行動するのです。
あなたはストレスを感じやすいジレンマを抱えているのです。
あなたは何度も何度も『あなたの親から離れたいけどお金がないから離れられないというジレンマ』というストレスが、ループストレスの原因になっているのです。
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親からの束縛がひどい
もしあなたの親がどう考えても物理的に無理なのに「実家にいるときはこのルールに従え」と命令しているなら、それはルールではなく、束縛といっていいです。
束縛の代表的な例としては
▼社会人になっても門限がある
▼毎日どこにいるか何をしているか連絡すること
▼夜遊び禁止
この3つが多いです。
社会人にもなってなんで親はこんなルールを作るのかわけがわからないですよね。
特に社会人になると帰りの時間は予測できないことが多いのは親も知っているはずなのに、残業が発生して連絡を忘れるとスマホの連絡がとまらなくなったり…
親への連絡をしないと「親不孝者」とLINEが入っていたり、電話で言われたり…
そこまでいう?と思ってしまいますよね。
夜遊びが禁止って、もう昭和じゃないんだから、といいたくなりますよね。
こういうことばかり起きるとあなたが「また何かされるかも」と親の顔色を気にしてしまうのもしょうがないことです。
ただ親の顔色って1度気にするとずっと気になってしまいますよね。
しかも「親になにかされるかも」という恐怖感はものすごいストレスになりますよね。
これが実家にいる間ずっと続くのでループストレスに進化しやすいのです。
過干渉
先ほどあげた『束縛』と少し似ているかもしれませんが、親の過干渉も立派なループストレスです。
▼就職先は自由にしろ、といっている割に「この企業にしろ」「公務員もいいぞ」と意見を挟んできて思い通りにならないとキレる
→結局あなたが従うしかなくなる
▼おしゃれな格好をしたりすると「色気づいてきた」と発言、夜遊びが禁止のためデートもできない
→そのわりに結婚しろといってくる
過干渉の事例は言い出したらきりがありませんのでいったんここできらせていただきます。
この上2つの例からわかるように、親自身の行動が矛盾していることに気づいていないことが非常に多いです。
とてもガクッときてしまいますよね…私もです…
今日は右といったのに、1週間後には左、といったふうに一貫性のない主張にふりまわされたら疲れますよね。
しかも怒られるのはなぜかあなた。
親だって自分がいったこともロクに覚えてないのに、どうして大声でどなられなきゃいけないのか本当に意味がわからないですよね。
はいはい、と受け流せたらいいのですが、たまに我慢の限界になっていませんか?
こういったことが年中おきていたらあなたもストレスがたまりますよ…
親は文句はいいつつも『親不孝者め!』といえばついてきてくれるあなたをふりまわせているのでストレスなんか微塵も感じていないでしょうね。
私は親の奴隷なんかじゃない!!
痛いぐらい握りこぶしを握ってたえていたあの日を思い出します…
あー!
私も当時を思い出してイライラしてきましたよ(苦笑)
自分のミスを認めない
あなたがループストレスを感じているのは、親が自分のミスを認めないことも原因の1つです。
そもそも自分の失敗に対して謝れる親だったらここまで嫌いにはならないですよね(爆)
友達や会社の人には謝れるのかもしれませんが、大事な家族には謝れないってある意味すごいです。
自分のミスを認めるというのは大人の人間にとっては濃い人間関係を構築するうえで必要なスキルです。
それがないからあなたや私との親子関係がうまく構築できず、このような状態になっているんですが気づかないようですね。
自分のミスも認めずに平然と人を傷つける発言を繰り返す人は親じゃなかったらとっくに縁をきっている相手ではないですか?
親だから縁をきれず何度も思い出したり、傷つく発言をいわれるからループストレスになるのです。
こころの傷を延々とアップデートしつづける関係なんてあなたが1人で辛いだけです。
私は謝らない親を反面教師にして、よく夫にはお礼をいったり悪いときには「ごめん」というようにいつも心がけています。
やっぱり謝り謝れる関係っていいですよ。
少しでも反抗しようなら泣かれる
あなたが親に指摘すると「私のことを敵だと思われるのがつらい」と泣かれたり怒られてごまかされていませんか?
それは親が図星だからごまかそうとしているか、自分に都合のいいことしか覚えていないのでわからないかのどちらかです。
私たちとして話し合いがしたいのに、いきなり泣かれたり怒られるのは卑怯ですよね。
「親に口答えしてる!!!」とか言われてもそうじゃないとしかいえないですよね。
だって話し合いがしたいのですから。
はっきりいってあなたの親はまともにあなたの話を聞く気なんてないんですよ。
なぜなら自分のいっていることが正しいと考えているからです。
ただあなたを自分の手元においておきたいだけです。
あなたも話し合いをする気のない両親にどこか呆れているので、「ああ、もういいや」とどこかあきらめがちになりがちです。
イラッとするのは確かに一瞬かもしれませんが、これが実家にいるときに毎回起きていたらしつこいループストレスになりますよ…
だってストレスの原因があなたのすぐ近くにいるのですから。
ストレスに人間は慣れてしまう生き物です。
さてここまでループストレスの原因について解説してきました。
色々な原因に見に覚えありすぎて、自分のことだと感じたのではないでしょうか?
シンプルに『親がストレス』の原因をまとめると
『同居している親の性格がめちゃくちゃ面倒くさい』
これにつきますよね。
ひとクセもふたクセもあるという。
ストレス源である親と一緒にいれば慢性的なストレスにさらされていることと同じです。
恐ろしい話ですが人間は過酷な状況でも慣れる生き物で、ストレスが当たり前だとそれに順応してしまいます。
ブラック企業に勤めている人が『やりがいがあるから』『しんどいけど私の要領が悪いから』というのと一緒です。
次にこの厄介なループストレスから解消する方法についてまとめました。
この厄介なループストレスを解消する方法はあるの?
厄介なループストレスをたつにはどうしたらいいのでしょうか。
緑の多い公園で軽い散歩を続ける
あなたは繰り返し嫌なことを思い出しているせいでストレスを感じています。
まずは繰り返し嫌なことを思い出さないようにしましょう。
それには散歩が有効です。
本当に軽い散歩でもいいので1日5分~20分木々や花が咲いている公園を太陽にあたりながら歩いてみてください。
かなり気分が軽くなるうえに、ストレスが減りますよ。
これを続けるだけで何度も嫌なことを思い出していた人でも思い出す回数そのものが減ったというスタンフォード大学の論文があります。
こんな簡単に思い出す回数が減るのか、と思いました。
気分転換に外を歩くといいというのは本当のようです。
運動はしたくない、というあなたには次の方法をオススメします。
やられたことを詳細に日記にかく
人間の脳って自分の心を守るために過去にあった嫌なことを忘れるようにできているんです。
でも親に対して嫌な気持ちは残ってしまうんです。
なんだか理由もなく親を嫌っているような気もしてきたので、大学のときから日記をつけ始めました。
とりあえず最初は思ったことをそのままかきました。
10年経ったいまブログを書くにあたってたまに日記を読み返したりしています。
そのたびに『やっぱりこういうこと言われたんだ。だから私は傷ついたんだ』と自分を肯定できたりするのです。
恐ろしいことにどんな嫌なことでも細かいことってやっぱり忘れてしまうんですよね。
やっぱり言われて不快だったりされたことは記録をとったほうがいいです。
しかも紙に書き出すことはストレス解消の1つとしてアメリカのミシガン大学が2017年の論文でも検証実験をまとめています。
とりあえず今すぐストレスを解消したい方はこれから100均でノートをかってペンで今の考えや不安を一気に紙にだしてください。
そのノートがいつかあなたを支えますよ。
おすすめは1人暮らし
上の2つのループストレス解消法でもなんともならない、というあなたへ最終手段を教えます。
ループストレスの元はあなたの親なので、あなたが親から離れることが1番のストレスを元からなくすのに有用な方法です。
つまり1人暮らしが1番ききます。
あなたと同じように親に苦しめられた私が1番オススメする方法でもあります。
色んなサイトで同じような悩み解消法を探していらっしゃるかもしれませんが、本当に1人暮らしが最強なんです。
干渉されない、自由な時間に帰れる、交友関係も自由になれる、
まさに自由の象徴ともいうべきなのが1人暮らしです。
『お金がなくて1人暮らしできないよ』と悩むあなた。
いいんですよ、まずはお金をどうにかすることを考えることから始めましょう。
私もあなたと同じようにお金がないから無理!と思っていた過去がありますので、よくわかります。
でもどんな困難も”できないから”、と諦めるのではなく”どうやったらできるのか”と考えることが重要なんだと、私は親との関係で学びました。
諦めることを諦めましょう。
私なんかできないと思わないでください。
自分のちからで人生を切り開くって、問題を自分の頭で考え乗り切るってことです。
ぜひ下の記事も参考にしてください。
▶親から離れたいと思うのは逃げではない!あなたを笑顔にするオススメな脱出方法4つ紹介します。
▶「親が毒親の人って結局どんな方法で脱出してるの?」←調査してみた!1位はやはり……
▶1人暮らしをするための資金を貯める3つの方法&カンタン節約術について解説します。
追記:別記事でもまとめました
私は2018年からループストレスの解消方法について真剣に悩んで色んな方法をためしてみました。
色々調べたのですが、ループストレスは反芻(はんすう)思考とすごく似ています。
※ループストレスも反芻思考もどちらも嫌なことを何度も思い出してしまうことです。
そこで下の記事で反芻(はんすう)思考について実際に私が試して効果があった方法をまとめました。
ループストレスをもっと具体的に解消したいと思ったらあわせてよんでみてくださいね。
まとめ
この記事では実家住みの人が陥りやすい”ループストレス”の8つの原因について解説してきました。
ループストレスとは昔にいわれたことを何度も思い出したり、自己嫌悪に陥ったり、何度も何度も思い出してくり返しループしているストレスです。
実家住みの人が陥りやすいループストレスは以下8つの原因が同時に発生しているためです。
▼とにかく否定してくる親
▼愚痴っぽい性格の親
▼父母の仲が悪い
▼あなたにお金がないため独立できずジレンマを抱えやすい
▼束縛がひどい
▼過干渉
▼自分のミスを認めない
▼少しでも反抗しようなら泣かれる
実家からくるストレスを解消する方法についてもまとめていますので、そちらもおさえてよんでくださいね!
親から離れたいけど独立できない、このジレンマって本当にしんどいですよね。
それがループストレスなのでこの記事を最初から読めば、原因と解消法について解説していますので、絶対に気持ちはラクになりますよ。
1番良くないのはストレスをほうっておくことです。
風邪のような症状がでてあきらかに体調が悪いのにほうっておくのと一緒です。
まずは自分がストレスに悩まされていることを気づくところから始めましょう。
かつて同じように親との関係で悩んでいた者からいわせてください。
ぜったいに諦めないでください。
私の実家脱出話は下の記事でまとめています。興味があったらどうぞ。